ちび龍の修練場

文系総合職のふつーのビジネスパーソンが、食いっぱぐれないキャリア構築と、社会変革の両立を考えていく思考のラボ。

仮説:褒められ慣れるのもだいじかもしれない

少し前の話になるが、 某市長のSNSでの言動が暴走し始めているというか、調子に乗り始めているというか、政策を全国から褒められすぎて舞い上がって、自分の市政の範囲外、自分が掴んでいる事実の範囲外のことに対してまで、さも正義の味方であるような発言…

仮説:いつの時代も常識を破壊する産業は、そこで働く人間のビジネスの常識も破壊する?

悲しいけれど、なんだか若いのに老害が誕生していく瞬間を見てしまったので、老害誕生のパターン分析的なことをしてみようと思う。 もちろん、旧態依然とした大企業で長く過ごすうちに、そこにしがみつくしかなくなり、しょーもないマウントで自分の存在意義…

仮説:ビジネスとソーシャルとガバメントの関係(2)

所謂 C to Cビジネスは、当初は市民活動的な、「余ってるんだから分け合えばいいじゃん」というシェアの概念に基づいていたのだと思うが、エアビーにおいては部屋を借りて、掃除する人を雇ってホテルオーナー業を始める人が出てきたし、ウーバーは会社の時価…

仮説:ビジネスとソーシャルとガバメントの関係(1)

最近では社会課題意識の高い若者が増えているとか、社会起業が増えているとか、戦後のように政府が護送船団方式での産業政策をできなくなったから民間からのリクエストに基づいた産業政策に変化してきているとか、ビジネスを考えるときには社会課題から発想…

熟考:歴史は急には動かないし、社会は我々の手を離れて動き出す

小学生の頃の担任の先生が大の歴史好きだったため、自分自身もかなり影響を受けたのだが、そのときその先生に言われて心に刻まれた言葉がいくつかある。教わったのが小学生の頃だけに、社会に出たらみんな当たり前に認識しているものだと当時は自分の認識の…

仮説:ソーシャルとビジネスのまぜるな危険の法則

最近はSNSにしろ、CtoCにしろ、なんならブロックチェーンにしろ、国家や経済の世界とは本来的な起源が異なるところにあったであろう活動やムーブメントが、ビジネスとして徐々に姿かたちを変えるケースが増えているように思う。仮に、この「儲けよう」という…

仮説:SNSと地方創生の共通点(2)

まあ共通点と言ってもひとつではないと思うので、これらの相性の良さみたいな話も含めれば、話はどんどん広がっていくだろう。 まず、地方創生と適当なワードを使ってしまったが、ここでの意味は、「地方経済の活性化、ないしは人口増加、ないしは経済性の向…

仮説:SNSと地方創生の共通点(1)

私がこれまで仕事でやってきたビジネスは、基本的には全てB to Bだ。しかし、社外でアクセスしてきた界隈や、自分の周りの人たちが興味をもっていたエリアはどうか、というと、行政からソーシャル系(ざっくり、地方創生と言っておく。言葉に手垢がついてし…

ひとりごと:ファクトからはじめよ

始めよ、だなんて偉そうなこと言えるキャラでもないのだが…。要するに某書籍のタイトルのもじりです。 ファクトと推論を切り分けよ、というのは社会人の基本中の基本だと思っているのだが、どうやらそうでもないらしい。先日、荒れた会議を受けて、正解のな…

問い:音楽のアナロジーでビジネス世界を捉えると、どんな世界が見えるか?

私にとってのロールモデルが誰か?と聞かれると(いや、別に誰にも聞かれていないけど…)、自分はビジネスの世界の人間でいようと思っているのに、ビジネスパーソンの顔は思い浮かばない。もちろん学ばせてもらった先輩や、優秀だなあと思う人たちはいるけど…

ひとりごと:人事は神の見えざる手にあらず

人材エージェントの仕事をしているとき、需要と供給の双方を毎日見ていることによって「この求人、もうちょっと条件をこうしないと人来ないよな」とか、「この人、もう少しこっちの経験が厚ければ選択肢が広がるのに」という、なんというか「物差しで測った…

仮説:イデオロギーアレルギーのある人は多いのではないか(3)

いや、まだ続くんかい、という感じですよね(笑)言い残したことがあると後で気になってしまうだろうということで延長戦です。テレビで発言したり、インタビューを記事に書き起こされたりすると、変なところだけ切り取られて炎上する、という現象があります…

仮説: イデオロギーアレルギーのある人は多いのではないか(2)

資本主義は今更止められるものでもないし、たぶんこれからもこの世界の経済システムの根幹であり続けるだろう(だんだん変形していって呼び名が変わらない限りは。もしくはSFみたいな荒廃した世界がやってきて、経済活動の根幹が揺るがない限りは)。 ただ、…

仮説:イデオロギーアレルギーのある人は多いのではないか(1)

(初回は敬体で文章を書いていたにも関わらず我ながら一貫性がないが、しっくりくるほうで書き進めようと思う。) 例えば「あなたは原発に賛成ですか?反対ですか?」という質問やディベートがあるとする。問いかけ自体はよくあるやつだ。しかし様々なリスク…

ブログ名の由来

元々ブログをやる人間ではないのですが、ちまちまと、ひっそりと、自分の頭の中にあることを書いて蓄積していこうと思い、始めてみました。 タイトルは東洋最古の古典と言われる『易経』にヒントを得ました。そのうちもっとしっくり来るタイトルが思い浮かべ…